(以下は東京大学との共同プレスリリースです)
―地軸の傾きと大陸配置が鍵―

地表気温とその変動性の現代と白亜紀の比較
地球生命研究所の樋口太郎研究員(研究開始時:東京大学大学院理学系研究科博士課程)と東京大学大気海洋研究所の阿部彩子教授らの研究グループは、大気・海洋・植生を結合した全球気候モデルMIROCを用いて、白亜紀後期の気候を対象とした数値シミュレーションを実施し、白亜紀後期の地球環境の再現を大きく改善しました。とくに、地球の公転軌道や地軸の傾きが変化する「軌道要素」に着目し、その影響を系統的に調べるため、多数の数値実験を行いました。その結果、当時の北半球高緯度地域は、地軸の傾きの変化に対して敏感に応答していたことが明らかになりました。本研究は、恐竜時代の温暖な気候を理解するうえで、二酸化炭素濃度だけでなく地球軌道や大陸配置の重要性を示す成果です。
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