久保田啓介大学院生、ポスター賞の賞状とともに

 

久保田啓介大学院生(生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース 博士後期課程2年)が2026年9月2日から4日に開催された日本微生物資源学会第32回大会 において、ポスター賞を受賞しました。久保田さんは  ELSIのShawn Erin McGlynn准教授の研究室に所属しています。

 

ポスター賞は、本学会で行われた発表から最も優れたポスター発表2題を選んで贈られるものです。久保田さんは「温泉微生物マットから単離された優占化学合成細菌の性状と系統解析*」というタイトルのポスター発表を行いました。

 

「この度はポスター賞を受賞することができ、誠に光栄に思います。私は微生物学の観点から生命の起源とその変遷メカニズムを明らかにしたいと考え、研究に取り組んでいます。地球上の全ての微生物の99%以上はいまだに未発見、未培養と考えられており、私たちの研究グループが調査している高温の陸上温泉においても、発見から約20年にわたり、培養されていない微生物が存在していました。微生物の培養は古典的かつ泥臭い方法に依存している点も大きく、これまでに1000回を超える微生物の培養実験に昼夜を問わず行って来ました。ほとんどは失敗ですが、その中でも本発表につながるような成果を得ることができた瞬間には、重要なサッカーの試合でゴールを決めた後のような、大きな達成感があります。

 

研究を始めた当初は、なかなか思うような成果を出すことができませんでしたが、日頃より指導教員や共同研究者、ならびに地球生命研究所の皆様に辛抱強く、丁寧にご指導、サポートしていただいているおかげだと思っております。今後も研究が前進するように尽力していきます。」と久保田さんは述べています。

 

*本ポスター発表は河合繁特任助教(豊橋技術科学大学)、松浦克美特別研究員(東京科学大学)、Shawn Erin McGlynn准教授との共著です。