2024年11月28日(木)に2024年度 東京工業大学* 地球生命研究所 一般講演会を開催いたします。今年度は「地震で惑星を探査する」というテーマで、ELSIのクリスティーン・ハウザー特任助教と、東京大学地震研究所の小野寺圭祐特任研究員が登壇します。

講演1は英語、講演2は日本語で行われ、同時通訳が入ります。本イベントは会場開催のイベントで、ライブ配信はありません。

 

日時:2024年11月28日(木)19:00-20:50(開場18:30)

講演会のテーマ:「地震で惑星を探査する」
会場 : 東京工業大学 大岡山キャンパス 大岡山西9号館 ディジタル多目的ホール(東急大井町線・目黒線 大岡山駅から徒歩3分)
 

 

主催:東京工業大学 地球生命研究所(ELSI)

講演者:

クリスティーン・ハウザー(ELSI 特任助教)

小野寺 圭祐(東京大学地震研究所 特任研究員)

司会: 門屋 辰太郎 (ELSI 特任助教)

言語:日英同時通訳

参加費:無料(事前申込制:先着300名)

参加登録:

https://elsi-public-lecture-20241128.peatix.com

登録締切:2024年11月27日(水)正午(*定員に達し次第応募受付を終了します。)

お問合せ:pr@elsi.jp

 

講演1

地震は地球上の生命について何を教えてくれるのか?

クリスティーン・ハウザー(ELSI 特任助教)
 

 
要旨:
地震はプレートと呼ばれる地殻の塊の境界を示す。これらプレートの動き(横ずれ・収束・発散)はプレートテクトニクスとして知られ、大陸や海盆を形成し、海洋を数十億年安定に保ってきた。地球マントル深部におけるプレートの循環は、地震波から明らかになる。本講演では、地球がいかに生命の条件を形成するか、地震や地震波から得られた知見を紹介する。

略歴:
ELSI特任助教。カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号を取得。カリフォルニア大学サンタクルーズ校に勤務した後、2013年からELSIに所属。地震波を用いて地殻と外核の間のマントルを横断するプレートテクトニクスを3次元的に解析している。

 

講演2

地球以外の天体にも地震はあるのか?

小野寺 圭祐(東京大学地震研究所 特任研究員)
 

要旨:
地震や火山現象などは惑星内部の活動を大きく反映しており、まさに惑星が生きている証拠と言える。本講演では、「地震波の観測からいかに惑星内部の情報を引き出すことができるのか」や「惑星科学において天体の内部構造がなぜ重要なのか」を解説するとともに地球以外の天体(月や火星)で観測された地震についても紹介する。

略歴:
東京大学地震研究所 特任研究員。2022年3月に総合研究大学院大学とパリ・シテ大学のダブルディグリープログラムで博士号を取得後、2022年4月から現職。地球だけでなく、月や火星などさまざまな惑星の地震現象を研究している。

 

司会
 
門屋 辰太郎 (ELSI 特任助教)

 

 

 

チラシはこちらからダウンロードできます

 

 

*東京工業大学と東京医科歯科大学が統合し、2024年10月1日に東京科学大学が誕生します。