KFujishima
氏 名 藤島 皓介
役 職 主任研究者(准教授)
専門分野 宇宙生物学
E-mail fuji_at_elsi.jp
Home Page https://www.astrobio.jp/  
Google Scholar Profile https://scholar.google.com/citations?user=uTg9qxEAAAAJ&hl=en
 

受賞歴

2016 WIRED Audi INNOVATION AWARD2016 2016 iGEM2016 Measurement部門 最優秀プロジェクト(Stanford-Brownチームアドバイザー) 2015 NASA Science Innovation Funding award (FY2016) 2015 iGEM2015 Manufacturing部門 最優秀プロジェクト(Stanford-Brownチームアドバイザー) 2014 NASA Center Innovation Funding award (FY2015) 2012 最優秀ポスター発表, Gordon Research Seminar (GRS): Origin of Life, 米国 2011 第28回 井上研究奨励賞, 井上科学振興財団 2010 最優秀口頭発表, 3rd AYRCOB 2010, 台湾 2009 Nature Reviews Molecular Cell Biology Award, RNA 2009 Meeting, 米国

 

雑誌掲載

第1回「アストロバイオ×合成生物学」Vol.34 No.2 (2015) 第2回「火星移住と合成生物学(前編)」Vol.34 No.4 (2015) 第3回「火星移住と合成生物学(後編)」Vol.34 No.7 (2015) 第4回「第二の生命と合成生物学(前編)」Vol.34 No.12 (2015) 第5回「第二の生命と合成生物学(後編)」Vol.35 No.1 (2016) 第6回「生命の起源と合成生物学」Vol.35 No.3 (2016)  

藤島 皓介おもろいバイオロジー第8回 拝啓,未来のアストロバイオロジストへ 細胞工学 Vol.32 No.12 (2013)

藤島 皓介, 菅原 潤一, 金井昭夫 三つの遺伝子に断片化したtRNAの発見. 生化学 Vol.82(7):606-12 (2010)

 

研究概要

生命の起源に関する諸問題の中でも大きな謎の一つが、どのようにして生命が機能性のポリマーを利用するようになったかという点である。タンパク質とRNAというアミノ酸と核酸ベースの高分子がエネルギーの非平衡状態の中でどのような化学進化の過程で作られ、維持されるようになったのか、またそれらの機能、進化、遺伝性を理解することが重要である。もともと翻訳系に必須のtRNA分子の進化に着目した研究を行ってきたが、現在は合成生物学的手法を用いて、核酸の誕生以前、あるいは核酸と共存していた可能性のある原始ペプチドを再構成し、その機能と進化実験を行っている。また有機惑星化学の研究者達とともに、どのような原始地球環境で触媒活性のあるペプチドが濃縮、機能したのかを実験的に調べることで、生命の起源に至るより確からしいシナリオを描きたいと考えている。