氏 名

増田 真二

役 職

協力研究者(教授、生命理工学院)

専門分野

光合成科学

E-mail

shmasuda_at_elsi.jp

Home Page

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Google Scholar Profile

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受賞歴

2009年 日本植物生理学会奨励賞

 

研究概要

光合成の進化を研究します。光合成は、酸素の発生を伴う「酸素発生型光合成」と、酸素の発生を伴わない「酸素非発生型光合成」の2つに大別されます。植物が行う光合成は「酸素発生型光合成」ですが、それ以前には、より原始的な「酸素非発生型光合成」がいくつかの細菌種によって行われていたと考えられています。「酸素非発生型光合成」から「酸素発生型光合成」へと進化したメカニズムは、諸説ありますが、いまだ不明な部分が多くあります。光合成による酸素発生は、地球の大気組成を大きく変え、生物進化・地球環境に大きなインパクトを与えました。したがって、「酸素発生型光合成」の成立過程を調べることは、地球と生命の共進化を知る上で重要です。ここでは、「酸素非発生型光合成」を行う細菌を材料に、「酸素発生型光合成」を実験室で作り出し、その進化過程を実証します。得られた結果を基に、初期地球における生物進化と環境変動に対し、光合成が果たした役割を考察します。